【完全保存版】Instagramを活用したクリニックの集患戦略と成功運用術

近年、SNSの普及と共に、クリニックでもWebマーケティングの重要性が増しています。その中でも、Instagramは視覚的な訴求力の高さとユーザーの利用率の高さから、クリニックの集患ツールとして非常に効果的です。

今回は、Instagramを活用したクリニックの集患戦略や運用のコツについて、具体例を交えながら分かりやすく解説します。既に運用している方も、これから始めようと考えている方も、ぜひご参考ください。

なぜクリニックにInstagramが有効なのか?

①:ユーザーの年齢層とマッチしている

Instagramは、20代~40代の女性を中心に利用されています。これは、皮膚科・美容皮膚科・小児科・婦人科・歯科など、多くのクリニックの主要ターゲットと重なります。この層は、特に美容や健康意識が高い層が多く、情報感度も高いため、Instagram上の投稿やストーリーズでの訴求が響きやすいです。

②:視覚的な安心感が伝わる

クリニックを選ぶ際、多くの患者さんが「先生やスタッフの雰囲気」「院内イメージ」「安心できる対応」を重視しています。Instagramでは、これらを写真や動画でリアルに伝えられるため、来院前の不安を解消させる効果もあります。

③:投稿が「口コミ」として機能する

患者さんが、クリニックのInstagramを見て「良さそう!」と感じたり、実際に来院した後にクリニックの写真をシェアしたりすることで、自然な形で認知拡大につながります。これはチラシや看板では得られない効果となるので、Instagramは集患ツールとして非常に有効と言えます。

クリニックがInstagramで発信すべき内容とは?

Instagramでは、投稿する内容に一貫性と信頼性を持たせることが重要です。以下のようなカテゴリーに分けて発信することで、フォロワーの関心をひきやすくなります。

◆ クリニックの紹介・求人募集

  • 院内の雰囲気や機器の紹介
  • 医師やスタッフの紹介
  • クリニックの特徴を紹介
  • 募集要項など求人に関する情報発信

<POINT>
患者さんにとって「先生の雰囲気」や「クリニックの雰囲気」が見えると、安心して来院しやすくなります。

◆ 診療内容の説明・施術紹介

  • 保険診療に対するメニュー紹介
  • 自費診療に対するメニュー紹介
  • 各疾患の説明や症状に関して紹介
  • 美容施術のビフォーアフター
  • 機器・薬剤の特徴や効果の紹介

<POINT>
専門性の高さと信頼性を感じさせる内容で投稿する。また、投稿する際は専門用語を並べるだけでなく、患者目線で分かりやすく投稿することが大事となります。

◆ 健康や美容の豆知識・季節の情報発信

  • 花粉症やインフルエンザなど季節に合わせた疾患投稿
  • ニキビ・脱毛・肌荒れ対策など日常で使えるアドバイス
  • 紫外線対策や熱中症対策など、季節に合わせた投稿
  • 正しい歯磨きのやり方やホームケアのアドバイス

<POINT>
教育的かつ実用的な情報を発信し、フォロワーの信頼感を高めることが大切です。また、ちょっとした豆知識やアドバイスを投稿することも大切です。

◆ お知らせ・休診情報

  • 臨時休診・年末年始などの情報発信
  • キャンペーン情報の投稿(例:初回限定〇%オフ等)

<POINT>
見やすくする為に画像付きで投稿したり、ハイライトに保存しておくと、ユーザーがいつでも見ることができるので導線としてはとても良いです。

成果を出すInstagram運用のポイント

1. 定期的に投稿する

最低でも週に2~3回、できれば毎日投稿するのが理想です。投稿頻度が低いと、フォロワーに忘れられてしまいます。頻度良く投稿する為にも、院内で無理なく続けられる体制を整えましょう。

2. 写真のクオリティにこだわる

スマートフォンでも、十分高画質な写真を撮影することは可能ですが、照明や構図、清潔感に気をつけて撮影するだけで印象は大きく変わります。また、画像に簡単なテキスト(例:「この時期に流行る病気」「○○の予防法」など)を加えると、スクロール中でも目に留まりやすくなります。

3. ハッシュタグの戦略的活用

例:「#○○市皮膚科」「#○○クリニック」「#美容皮膚科」「#ニキビ治療」「#脱毛クリニック」「#矯正」「#虫歯予防」など、地域名+診療科目の組み合わせを基本に、最低でも10~15個程度は設定しましょう。

4. ストーリーズとハイライトを活用する

ストーリーズは、日常的な発信や速報的なお知らせに最適です。さらに、過去のストーリーズを「診療案内」「施術紹介」「予防法」などでハイライト保存することで、初めての人がプロフィールを訪れた時の信頼感が高まります。

フォロワーを増やすための工夫

ただ投稿を続けているだけでは、フォロワーはなかなか増えません。そのため、地域の患者さんに見つけてもらう工夫が必要となります!

◆ 院内にInstagramの案内を設置

受付や待合室に「Instagramやってます!フォローをお願いします」とPOPを設置するだけで、来院した患者さんからのフォローが期待できます。また、QRコードを利用すると便利です。

◆ スタッフからの拡散

スタッフが自身のアカウントでシェアすることで、その家族・友人からの認知も広がります。投稿への協力をお願いする際は、「職場紹介」などの形式だと自然に広がりやすくなります。

◆ 地元ユーザーとの連携

地域の飲食店・美容室・フィットネスなど、様々な施設とお互いにフォロー&メンションし合うことで、地域内での存在感を高めることができます。地元密着の情報発信は、共感と信頼の獲得にもつながります。

Instagramでよくある失敗と注意点

①:投稿がバラバラで一貫性がない

デザインやトーンが毎回違うと、ブランドイメージが定着しにくくなります。投稿のテンプレートを決めるか、カラーやフォントを統一することで、全体に統一感を持たせましょう。

②:宣伝色が強すぎる

キャンペーンの紹介ばかりの投稿は、見る人に「売り込み」の印象を与えてしまいます。投稿する際は、情報提供やコミュニケーションの姿勢を忘れずに、患者目線の投稿を意識しましょう。

③:プライバシーや医療広告ガイドラインの認識不足

患者さんの写真を使用する場合は、必ず同意を得てください。また、ビフォーアフターや施術紹介などは、医療広告ガイドラインの対象となります。事前に確認し、法令に準拠した投稿を行うことが大切です。

【成功事例紹介】
Instagramを活かしたクリニック事例

●事例①:小児科(東京都・郊外)

<取り組み内容>
・院長による「3分間の子ども健康講座」を週1回投稿
・ストーリーズで「待ち時間目安」を毎日配信
・母親向けのフォロワーコミュニティを形成(コメント欄やDMも丁寧に返答)

<成果>
地元のママ層に支持され、Instagram経由での新患が月50人以上増加。Google検索よりもInstagramからの流入が多くなり、今では集患ツールとしては欠かせないものとなっている。


●事例②:美容皮膚科(大阪市内)

<取り組み内容>
・ビフォーアフター写真をテンプレート化し、投稿の統一感を強化(トンマナの統一)
・患者モデルを起用し「施術の感想インタビュー動画」を実施
・投稿やストーリーズ→プロフィール→HPで、予約誘導を徹底設計

<成果>
投稿保存数が急増!特にキャンペーンの告知が拡散され、月間売上20%UP!


●事例③:歯科医院(地方都市)

<取り組み内容>
・インプラントや矯正など、患者さん目線で分かりやすく紹介
・子供から大人までできる○○の予防法を週に2回投稿(例:虫歯の予防法など)
・様々な症例(ビフォーアフター)を分かりやすく説明付きで紹介

<成果>
Instagramのニーズ層(20~40代)だけでなく、10代から60代まで幅広い層に支持され、月間売上25%UP!

Instagramの運用に関するQ&A

Q. 写真に顔出ししないといけませんか?
A. 顔出しは必須ではありませんが、顔を出す場合は必ず本人の同意を得てください。また、院長の顔出しに関しては「院長先生をブランディング」する際は、顔は出された方が良いかと思います。

Q. 薬機法や医療広告ガイドラインが無知なのですが…
A. ビフォーアフターの症例写真を掲載する際は、治療内容・費用・リスク・期間など、掲載する為には最低限知っておかないといけないルールはございます。詳しくは厚労省の「医療広告ガイドライン」を確認することも大事です。また、医療広告ガイドラインを熟知している医療専門の会社と連携できれば、手間も省けてストレスフリーで行えます。

Q. 投稿が続かないのですがどうすれば良いですか?
A. 投稿を継続させるカギは「ネタの型」を持つことです。その他にも、Instagramを投稿するための院内での体制づくりも大切です。

まとめ

今回は「Instagramを活用したクリニックの集患戦略と成功運用術」について、お話しさせて頂きました。
Instagramは、ただの広告媒体ではなく「患者さんと信頼関係を築くためのツール」でもあります。
患者さんに、専門性や安心感を与えることで「この医院に行ってみたい!」と思わせるきっかけを作ることができます。
日々の診療に追われる中で、SNSを運用するのは簡単ではありませんが、少しずつでも発信を続けることで、患者さんに対し認知や信頼性は高まります。最終的に集患へと確実に繋がってきますので、計画的に運用することが大切です。

「人手が足りない」「SNSは苦手」という場合は、Instagramの運用をプロに依頼するのも一つの方法です。コンテンツの企画から投稿管理まで代行してもらうことで、本業(診療)に集中しながら安定的なSNS発信が可能になります。
また、弊社ではSNS戦略として、各SNSの運用戦略や、集患に直結させるInstagramの活用術など、より細かな部分までサポートさせて頂いております。

現在「無料相談」を実施しておりますので、Instagramの運用方法や活用方法に関して、気になる事や相談したい事などございましたら、大阪市北区梅田にあるクリニック経営コンサルティング会社『Calf J(カーフジェイ)』まで、お気軽にご相談ください。


■ 会社:Calf J (カーフジェイ)
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